ノートンセキュアVPNは必要か？評判は？【VPNのおすすめを紹介】

ノートンセキュアVPNは、軍事レベルの暗号化技術を採用していてセキュリティにも優れた安価なVPNです。一方で、ジオブロックの解除を含めた裏技的な使い方ができないこともあり、一般的なVPNの用途として考えると物足りないVPNともいえます。

ノートンセキュアVPNについては、「本当に必要なの？」という声も少なくありません。

そこでこの記事では、ノートンセキュアVPNの必要性について解説していきます。

なお、ジオブロックを解除したり、サブスクを安く見たりするなら、以下のようなVPNを専業とする会社のVPNサービスがおすすめです。

ノートンセキュアVPNのデメリットは？

ノートンセキュアVPNは、他の大手VPNに比べると、以下のような点がデメリットです。

サーバー数が少ない

ノートンセキュアVPNのサーバー設置国は29カ国です。

ノートンセキュアVPN	29カ国
ExpressVPN	105カ国
NordVPN	60カ国

世界最大手のExpressVPNは105カ国、ついでNordVPNも60カ国なので、どうしても見劣りします。

ジオブロック解除に適していない

サーバー設置国が少ないとジオブロックを解除する選択肢も少なくなってしまいます。

ジオブロックとは、サービス提供者または国によって特定地域以外からのアクセス制限されてしまうことです。（もっと詳しく：ジオブロックとは？）

ジオブロックが解除できないと、VPNの利用用途が制限されてしまいます。

また、海外の大手VPNメディアでは、ノートンセキュアVPNだとジオブロックを解除できない動画配信サービスが複数あることが報告されています。

ノーログポリシーではない

大手VPNには、通信ログを一切残さないノーログポリシーを採用されていますが、ノートンセキュアVPNにはノーログポリシーはありません。

ノートンセキュアVPN	ノーログポリシーなし
ExpressVPN	ノーログポリシー
NordVPN	ノーログポリシー

プライバシー保護を重視したい人にとっては、不安の残るポリシーと言わざるを得ません。

Web検閲の厳しい国では利用できない

VPNを利用する目的のひとつとして、Web検閲が厳しい国での検閲回避があります。

大手VPNは、中国をはじめとした検閲の厳しい国でも利用できるようになっていますが、ノートンセキュアVPNは残念ながら利用できません。

もし、検閲回避を目的としてVPNを利用するなら、他の大手VPNを選択するのがよいでしょう。

通信速度が遅い

ノートンセキュアVPNは、通信速度が遅いことが指摘されています。

通信速度は元回線の速度やサーバーの状況によっても異なるとはいうものの、通信速度の遅さは海外の複数のメディアによって指摘されていることです。（参考記事：Norton Secure VPN review）

ノートンセキュアVPNのメリットは？

大手VPNサービスに比べると機能不足が否めないノートンセキュアのVPNですが、よい点もあります。

暗号化技術は軍事レベルである

ノートンセキュアVPNは、AES-256という軍事レベルの暗号化技術を使っています。

そのため、VPN接続時に通信内容をハックされる心配はありません。

キルスイッチがついている

キルスイッチとは、VPN接続が切れると自動的にネット接続を遮断する機能のことで、大手のVPNサービスには標準搭載されています。

キルスイッチは、セキュリティを重視する人にとって欠かせない機能のひとつです。

ノートンセキュアVPNにもキルスイッチが搭載されているので、上記の暗号化レベルとあわせてセキュリティという点では安心できます。

価格が比較的安価である

ノートンセキュアVPNの価格は、1台版で年間3,290円、3台版で年間3,890円なので、大手のVPNに比べると割安に見えます。

ただし、上記デメリットのところで述べたように機能が劣る点があったり、使えるデバイスの台数に限りがあることは留意する必要があります。

返金保証期間が60日と長い

ノートンセキュアVPNの返金保証期間は60日です。

大手のVPNサービスが平均的に30日であることを考えると、60日はかなり長めの保証期間といえるでしょう。

ただし30日間の保証期間があれば、VPNのテスト接続は十分に可能なので、利用者にとっては60日間が必ずしも大きなメリットにはならない可能性もあります。

ノートンセキュアVPNの評判は？

ネット上でノートンセキュアVPNの評判を調べてみました。

ノートンセキュアVPNでジオブロック解除ができたという声がある一方で、むしろVPNが悪さしてネットにアクセスできないという声が目立ちます。

また、自宅のLANで警告が出てしまうなど、ユーザービリティの観点でイマイチの評判が見つかりました。

ジオブロ対策として、私はVPNアプリで対策してます👍　
私はノートンをセキュリティ対策に入れていて(有料)ノートンセキュアVPNというアプリが使えます。VPNをアイルランドとか(4ccはユーロ圏のものにする)に設定してオンにします。youtube起動、ISUで検索してLIVE配信を見ることができます

— おもち🍡 (@wxscnYFRNB7BMHf) February 11, 2023

スマホのノートンセキュアVPNをオンにすると、他人のツイートが読めなくなるのに今頃気がついた😑

— ねこあつめフリーク🐱🐸🦋 (@nekoatsumefreak) May 20, 2021

昼にNetflixでハリポタ観られなくてワタワタしちゃったんだけど。原因は、PCのノートンセキュアVPN。
地域限定コンテンツ、利用できないんだって。原因わっかんなくてめっっちゃ時間取っちまったぜ。
ごめんね、みんな🙇‍♀️

— きょん🦉 (@kyonchan1016) March 26, 2023

ノートンセキュアVPNさんウチの宅内無線LAN(WPA2-PSK-AES)をセキュリティ保護されていませんと警告だすのやめてください

まさか、WPA3じゃないとダメとかじゃ無いだろうな。

— シャチ (Killer Whale) (@killerwhale1981) June 26, 2021

多彩な用途で使えるおすすめのVPNは？

お得にVPNを利用することが主目的なら、当サイトでは以下2つのVPNをおすすめします。

ExpressVPN：高速通信でアプリの操作性に優れた世界最大手のVPN

価格	1ヶ月プラン：1,496円/月 1年プラン：594円/月 2年プラン：396円/月
無料お試し・返金保証期間	30日間
サーバー台数	1,300台
サーバー設置国	50カ国
日本語対応	◎
同時接続台数	8台

ExpressVPNは世界最大手の老舗で、有料登録者数が全世界で400万人を超えるVPNプロバイダです。

通信速度の速さや安定性に優れたVPNで、当サイトの検証でも常にトップクラスの通信速度を誇っています。

またアプリの起動から接続まで30秒～60秒ほどかかるVPNが一般的な中、ExpressVPNはわずか10秒ほどで起動から接続までを完了できるので、毎日の利用でもストレスがありません。

サーバー設置国、サーバー数も世界トップクラスなので、さまざまな用途で活用可能です。

メリット	デメリット
通信速度と安定性が優れている アプリの動作が早くて使いやすい ノーログポリシーを採用している サーバー設置国のバリエーションが豊か ビットコインでの支払いに対応している 中国からでも利用できる	価格が他のサービスに比べるとやや高い

▼公式サイト▼

＼30日間返金保証あり／

ExpressVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。

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NordVPN：価格・使い勝手のバランスがとれた大手VPN

価格	1ヶ月プラン：1,429円/月 1年プラン：505円/月 2年プラン：439円/月
無料お試し・返金保証期間	30日間
サーバー台数	5,800台
サーバー設置国	60カ国
日本語対応	アプリやサポートは日本語、規約は英語
同時接続台数	10台

NordVPNは、新規利用者が世界NO.1の大手VPNです。

価格と使い勝手のバランスに優れていて、通信速度の点でも十分に満足できるレベルのVPNです。

メリット	デメリット
新規利用人数がNO.1の世界最大手 使えるサーバー数が多い 価格が安い ノーログポリシーを採用している 専用アプリが使いやすい 暗号通貨での支払いに対応している	短期間の利用だと割高になる 中国からの利用だと不安定になる

▼公式サイト▼

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NordVPNの詳細は、以下の記事をご覧ください。

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おすすめVPNを使うと何ができる？

上記のおすすめVPNを使うと、以下のようなことができるようになります。

詳細は、個人でVPNをするメリット・デメリットは？をご覧ください。

まとめ

以上、ノートンセキュアVPNについて解説しました。

メリット	デメリット
暗号化技術は軍事レベルである キルスイッチがついている 価格が比較的安価である 返金保証期間が60日と長い	サーバー数が少ない ジオブロック解除に適していない ノーログポリシーではない Web検閲の厳しい国では利用できない 通信速度が遅い

ジオブロックの解除など、お得にVPNを使いたいなら、ノートンセキュアVPNよりも手軽に使える以下のようなVPNの利用をおすすめします。